ヨキの柄

あれこれ徒然に

21年末の大雪

久しぶりで大雪。三重県最北部のいなべ市藤原町の山里は雪に包まれた。寒波は数年ぶりの規模だそうだが、ここまで降り積もったのはこの地域でも十数年~数十年ぶりとのこと。私はここから川を下った桑名市の生まれで、小学生の頃にかなり降り積もった覚えがあるが、おそらくその時以来の積雪だろう。

 

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妻の乗るBMW X1はワンボックスカーになってしまった。

 

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屋根の上にはこんもりと、近年この地域では驚くほどの積雪。

 

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私の股下まで積もった。60cmほどだろうか。近所の子どもが降り積もっているまさにその時に測ったら90cmほどあったと言っていた。子どもたちは外で遊んでいる。私も子どもの頃はそうだった。今でもワクワクして何度も外を観る。でも外で遊ぼうとは思わない。こんなに積もってしまってはラジコンも出来ない。

 

国道は開けられたものの、集落内の生活道路は車1台分の幅を開けるのがやっと。雪のやり場がないのだ。国道沿いのパーキングエリアや小学校の駐車場なども閉ざされたまま。各家々の敷地内から道へ出るのも困難。歩くのもままならない。それでも近所の人で協力しながら会社へ行かなければならない人を送り出す。もちろん、除雪車は暗いうちから作業しているが、とてもじゃないけれど間に合わない。私の住む地域では自治会で除雪車保有し、数人の方が除雪に当たっている。ありがとう。ご苦労様。

 

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炭焼き小屋へは車で入って行けなかった。国道からの入り口が閉ざされている。膝上まで積もった雪では車で行けない。さすがのジムニーでも、近年の湿った重たい雪ではスタックしてしまう。無理はできない。降雪と寒波が落ち着き、気温の上がった日の午後に歩いて行ってみると小屋は潰れていなかったので一安心。屋根や、窯と薪ストーブの煙突などを確認してこの日は自宅へ引き返した。

 

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数日経って、気温も上がり、積もった雪も大分沈んだので、炭焼き小屋へ車で行くことにした。国道からの入り口にある除雪車が除けて固まった雪をスコップで除けて、山道へ入った。進んだり戻ったり何度も繰り返しながら、坂道を上がった。前へ進んでつっかえるとバックする。前方にはバンパー下部とお腹で押しつぶされた雪の跡。タイヤはただのスタッドレスだけれど、前進後退を繰り返せば坂道でも行ける。軽い新雪の時ならこんなに苦労はしないけれど、数日経って溶けて潰れて密度の増した重たい雪はつっかえるし、滑るし、クラッチの焼けた臭いはしてくるし、おもしろいけれど車には良くないだろうと思いながら、行かないことには気が済まない。丘の上の木立近くにある炭焼き小屋へ着くとちょっとした広場なので、そこで雪上ドリフトを少し楽しんだ。でもパウダースノーを巻き上げるのと違って、重たい雪ではそれほどおもしろくない。

 

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そして大晦日もまた降っている。雪の年越しも久しぶり。外仕事はしばらく出来ないし、のんびりしよう。