Soundcraft Notepad-12FX アナログミキサー
アナログミキサー Soundcraft Notepad-12FX のレビューと使い方。
私はコンパクトな物事が好きだ。
アナログミキサー Soundcraft Notepad-12FXは255×76×230mm、1.6kgと小さく軽い。
私は、コカリナを吹く。アイリッシュハープを弾く女性ともう1人コカリナを吹く女性の3人でアンサンブルユニットを組んで演奏活動をしている。アイリッシュハープをクリップタイプのコンデンサーマイク(audio-technica PRO35)で収音、コカリナはダイナミックマイク(SENNHEISER E835S)で収音、そしてもう1本司会用マイクの計4本のマイクをこれに入力。ファンタム電源の供給があるのでコンデンサーマイクもそのまま使える。
MASTER OUTからマイクケーブル(XLR-TRSフォン)でコラムスピーカー(JBL EON ONE)2台に出力。AUX OUTからマイクケーブル(XLR-TRSフォン)でフロアモニター(YAMAHA DBR10)2台に出力している。ミキサーAUX OUT→DBR10→DBR10。
地域の集会所やお寺、喫茶店や閉校となった小学校の音楽室など小さな会場でコンサートを行うに際し、この小さなミキサーはとても便利。自分で演奏も音響もする場合、ステージで自分のそばにミキサーを置いておける小ささはとても便利。
GAINは+30db程度で頭を取る。イコライザーは3バンドで十分事足りる。このマイク&ミキサー&スピーカーの場合、アイリッシュハープはHFを-3、MFを-6、LFを-9にして生音に近い出音になる。マイクはそれぞれ-3程度にする。これでLEVELノブは0、MASTERノブも0、AUX MASTERも0の位置にして、会場での音量はパワードスピーカーのボリュームで調節する。
とにかく使いやすい。私のような素人でも(ミキサーや音響システムの使い方やセッティングをある程度知っていれば)簡単なコンサートならすぐに出来てしまう。このミキサーは配信用に設計されてはいるけれど、保管場所の問題や可搬性を考えればわざわざ大きなミキサーを所有する必要もないので、趣味の延長で音響をやるにはぴったりだと思う。
このミキサーの保管と持ち歩きにはソフトタイプのビジネスバッグ(パソコンバッグ)を使っている。保護パッド付で仕切りがあればこのミキサーと電源アダプター、ケーブル2本を入れられる。
ちなみに私はアコギも弾く。弾き語りオープンマイクでも同じシステムでイベントが出来てしまう。Hi-Z入力対応なのでエレアコギターをそのまま差し込んで使える。お気楽にイベントが出来てしまう。そして私は髙田渡を歌うのである。
これまで色々なイベントで私なりに音を聞いてきたし、自分で操作もしてきたけれど、Soundcraftのこのミキサーの音は余計な飾り付けがない感じがして好い。クリアでノイズもない。アコースティック系の音楽イベントに最適だと思う。
私はほとんどの機材をサウンドハウスで購入している。
Soundcraft ( サウンドクラフト ) / Notepad-12FX アナログミキサー
サウンドハウスは価格も安いし、品揃えもいい。在庫があれば翌日届く。