ヨキの柄

あれこれ徒然に

石に強いチップソー

山や野や畑や公園など、春から秋まであちこちで草刈りをする。

 

この土地は石ころが多い。草刈機の刃はすぐにダメになる。刃先が丸くなって切れ味が悪くなるだけなら研げばいいけれど、チップが飛んで無くなってしまってはどうしようもない。刃を何枚も買い替える費用に気持ちが哀しい。

 

そこで、この夏に買ってみたのが山善の「とにかく石に強い」チップソーだった。

 

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これがすごい。チュンチュン、ガツンガツン、キュインキュインと小石や石や縁石やフェンスのポールや何やかんやに当たっても、チップが無くならない。8月9月と使いまくったけれど、本当に一つも無くなっていない。チップが無くならないので、研いでずっと使える。経済的だ。

 

これまでは、ある程度「いいモノ」をと思って1枚2,000円のチップソーを買っていたが、すぐにダメになっていた。消耗品だし、仕方ないと思っていた。これは1枚2,500円で、これだけ長い間、しかもチップが無くなることなく使えるのだから、本当にお得。

 

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チップが、刃本体の中心から真っすぐに深く取り付けられているため、ロウ付け面積が広く、それゆえチップの耐久性が高いらしい。ちょっとした工夫でこんなにも変わるものなのね。素晴らしい。

 

チップが無くなってしまうと刃の重さバランスが崩れて、回転にムラが出て振動が大きくなり、疲れるし身体に悪い。草刈機にも良くない。このチップソーはあれこれそういった草刈機の課題をクリアすることにつながる。

 

これまでは1シーズンで2,000円の刃を何枚も消費していた。これなら2,500円1枚で、研いで使えば数か月~1シーズン、それ以上使える。

 

ゆえに、このチップソー、全国の草刈り人におすすめなのである。

 

草刈りは山里の大きな課題の一つ。高齢化や過疎化で放置される草地が増えているし、若者がいたとしても上手に綺麗に刈れる人間が育っていない。年輩者たちは自分たちの暮らす地域を守るため仕事をするし、しかもきれいに仕上げる。しかし、若者たちはそういう意識が薄いのかも知れないし、地域の仕事や作業に対してあまり深く考えていないのかも知れない。道具の手入れに対してもあまり興味がないかも知れない。回転する道具にはグリスをさすということさえも知らない。アラフィフの独り言ち…。